【手首,1048の押し方】/【譜面の認識】/【自分がやった事つづき】
あれからDMとかで色んな質問が飛んできたりしてたのですが、
手首の矯正とか認識の方法で似たような質問がいっぱい来てたので
どうせならと記事にしてまとめちゃいます。
名前は伏せてますが一応本人から掲載許可を頂いています。
今回は質問主さんが2Pなので鍵盤は2P基準で書きますね
・立ち位置が変わり、12トリルが叩けなくなる
■叩きにくくなる配置と、見づらくなる立ち位置
手首移行における「立ち位置の変化」は結構な人数が体験する経験だと思います、
自分も1P側での67トリルは苦手だったので、まずはしっかりと地力をつけて
余裕が出来てきてからやっと意識し始めたくらいです。
>立ち位置の変更前の目線維持の方法はありますか?
立ち位置に関しては本当に慣れるしかなくて、
変に元の立ち位置のままキツい姿勢で手首するより諦めて新しい立ち位置で練習した方が
個人的には良いかなと思います。
また、beatmaniaはやらないよ!BMS一本!って人ならば
目線(顔-画面の位置関係)は元のままコントローラの位置を変えて慣れされる人も居るみたいです。
◆押せない配置
まず手首皿と言うか1048式は全ておいて最強の万能運指かと言うと全然そんな事はなくて(多分)、
あくまで総合的に見た時に皿も拾えて鍵盤も拾える理論上無理な配置が無い運指、程度なものなんですね
なので半固定や対象の方が叩きやすい鍵盤配置ももちろんあります!
連皿とかスコア狙いとかもかなりしんどいしね、手首。
>57トリルが上手く叩けない
質問主さんがおっしゃられる通り、これが特に手首にした人が多く言う叩きにくくなる配置な気がします。
たまに得意な人も居ますが、57トリルと56トリルは特に苦手になる人が多い気が。
後は自分はファーフルSPLで出るような長く続く折り返し二重階段が苦手になりました。
皿側の手の動きが不自然になっちゃうんですよね。
これは恐らく今までの運指だとこう
上下の動きで譜面を迎え撃ってたのが、
皿側の手が変な方向を向く事で指の動きがバグる(直感的に押すのが難しくなる)
のかなと思います
対策としては結局指になじむまで慣れるまで認識できるまでやるしかないのですが
考え方で何かが掴めるパターンもあります
>手のどこに力を入れるか、打鍵速度と柔軟性
個人的な意見になりますが、力を入れるとするなら手の甲にちょっと力を入れて
手の甲の位置(=57トリルをやる時の指の位置)がブレないようにキープする
...みたいな感じですかね。空中で手を固定して指を一定で動かす意識みたいな..
指としては人差し指が制御が難しい気がするので
人差し指でリズムが崩れないように意識してる気がします。
でも出来る事なら基本的にはあんまり力まない方が良い気がします。
脱力はけっこう大事かも。
あとはこの後記述しますがトリルとして見ない(横認識する)事も良いと思います。
横認識がどうしても出来ない、トリルに引っ張られる場合は
トリル部分はほぼ見ずにトリル以外をガン見して
トリルは音押しでリズムキープするのも1つの手かもです。
それでもダメなら未来の自分に投げて今は餡蜜でもいいと思います!
◆横認識
打鍵速度と柔軟性なんですが、打鍵速度に関しては
【純粋に高速BPMに慣らす練習が必要】のパターンと、
【ちゃんと見えていないので間に合っていない】パターンの2つがありそうです。
前者であるならば簡単でひたすらBPM200↑とかの譜面を意識して挑みまくる事で地力を上げていく事ができますが
意外と後者のように認識が出来ていないから動かないパターンがあります。
柔軟性(=押しにくい指を動かす力)もそのパターンが多いです。
横認識を鍛えて、"次の配置に引っ張られないように"
今の配置だけ意識して叩けるようになれば
案外指は動いてついてきてくれる事があります。
例えば前述の57トリルを押す柔軟性。
こんな配置の時があるとして、まず最初の1+4+7の配置を見る
次を見る前にとりあえず押す
次に2+5を見る
押す
次の3+7を見る
押す...
...を続けていると「迫ってきた同時を1個1個対処してたらいつのまにかトリル抜けてる!」ってなります
そんな毎回1個1個見てる余裕無い!って人は
まずは表拍の同時だけ見てみるとかで良いと思います。
裏拍は認識の外で流す感じですかね
トリルだと思うから
「トリルのキープが難しい!指の動かし方が分からない!」となって
結果、57トリルどうやるの!?ってなっちゃうわけですね
(横認識が最強!ってわけでもなく縦認識が活きる譜面もいっぱいあります)
ちなみにマジで57トリルだけなら自分は5を左手でカバーするプレイングになる
あとは目線固定ですね!
目線が上下にフワフワしてたりすると結局次のノーツを追っちゃって
縦認識に引っ張られがちなので、
ココ!って決めた目線位置から死んでも動かさないように意識
することで譜面にも集中しやすいですし、横認識もしやすいです!
>5が表、7が表の時で叩き方変わる?
という事なので特に変わらないです、常に目の前の同時を捌くべし
(あくまで自分の意見の話です)
>567の乱打、横に広い譜面、ガチ押しが認識できないし押せない
>皿側の軸押しが出来ない
これも結局上で述べた横認識を鍛えて行って地力で殴る形になるかなと思います。
横認識が難しい場合はハイスピを上げたりサドプラを下げたりすると
強制的に今見てるノーツに集中させられるので案外良いかも知れません。
(でも自分はハイスピ上げたりサドプラ下げて怒られたので極力頼らないようにした方がいいかも)
あとガチ押しは横認識鍛えるのに結構良いかもです。
まずは遅めのガチ押し曲を「ただの速い同時押し刻み」と思ってやるところから!
(でも★10までとなると良いガチ押し練習が分からない...適性の人の意見が欲しい)
★2の夜明けの少女たちから★7Her Majestyくらいの同時曲から攻めてみるとアリかもです
慣れてきたら★5のAtomic BombにS乱かけてみたり地力が上がったら背伸びして★13クロートーやってみるとかですかね?
とにかく慣れさせて回数で何かを掴むまで殴るしかやってこなかった人生です
>正規、ミラー系が苦手になりました
正直地力を上げる事において正規、ミラーが押せないのは別に
今は押せなくてもいいんじゃないかなと思います。
正規が大当たりで正規でランプ狙う系とか段位の時とかに正規力は要ると思いますが、
乱でまず慣れてない、掴めていない状態ならまずは乱ノック一本でいいかもです。
乱で地力がついてきたらその地力を使って正規譜面と戦うスタイルで遊ぶ人は少なくないと思います
(段位で苦戦するかもですけどね)
逆に地力ついてもひたすら乱ノックしかしない人はたまに正規で遊んで正規慣れした方がいいかもです。
結局押せない配置を無くしていくゲームだと思っているので..
・譜面によっては★1でハード落ちすることもあれば★10がイージー出来たりする
難易度表はどれもイージー・ノマゲ基準なのでまあ低難易度でもハードがムズかしいバラつきなどは
結構大きいのですが、そう言う所謂ハード難譜面でなくても★1で落ちる...
と言うのであれば純粋に下限地力が足りてない可能性が高いと思います!
ハード出来ない=苦手属性を自分で認識して、人並みに出来るまで頑張りましょう!
逆に上限(イージー特攻)がまあまあ出来るのであれば、「誤魔化し力」が付いてる事が多いです。
決して悪い事ではなく、むしろ必要になる事もあるのですが「誤魔化し力」一本では戦えない譜面が多いです。
難しい譜面をイージー判定の甘さでGOOD出してでも打鍵がぐちゃぐちゃでもバンバンしてでもとにかく拾う!
ってプレーは発狂には強いですけど物量には非常に弱いです(自分がそれでした)
まずは下の方の譜面でちゃんと16分を16分として叩く練習から、凡ミスを減らす練習、
苦手な配置を無くしていく練習をいっぱいやって下限を上げまくりましょう!
【詳しくは前回の記事の「下限上げ」の項目参照】
https://hstk-mega.hatenablog.com/entry/2020/07/04/063712
下限上げしてる間はもちろん上限の伸びは止まるので
パッと見て成長が止まってるように思えますが、
外から見えない中の土台を積んでいる場面なのでそれは仕方ないです!
(一応下限上げを100%に振るのではなく、上限特攻も10~20%くらいやりましょう)
下限がだいぶ付いて見える譜面は押せるぜ!って感じになったら
上限メインの日を多くしていいかもです。
何事もバランスです、極端はNG
・全体的に譜面が見えない。その状態で更に運指変更している為、メンタルが辛い
これは今の自分自身や同じくらいで苦しんでるライバルにも言える事なんですが、
地力が足りてる筈の譜面でも認識が分からなくなる、崩壊する場合
認識崩壊の原因は、
【見えないレベルの譜面の特攻のしすぎ】の可能性があります。
上で述べた下限上げをして押せるレベルからしっかり行う、
リズムキープ、餡蜜しない、スコアを狙うなど
自分で「これは鍛えられそうだな!」って感じの練習を見つけて
自分に合った地力上げをすると良いと思います
個人的には横認識(目線固定)とスコア狙い、打鍵リズムキープで認識の崩壊から立ち直れた感じがありました
地力上げの本質は高速譜面だと思ってますが、基礎がないまま高速をやっても
誤魔化しばっかり上手くなると思うので、
まずは中速で脳の回転と指の打鍵が追いつくところから始めましょう
(でもやっぱり高速も取り入れた方がいいのでバランス重視ですね)
◆認識ができてきたら
譜面は見える!理解も出来る!指の動かし方もわかる!でも動かなくて追いつかない!
・・・ってところまで来て詰んできたら自分は指の独立性を上げる練習とかしてました。
16分乱打や物量で今使う指だけを動かして、使ってない指は打鍵せずに離すみたいな
「今この指を動かしているんだ!」って認識を指と脳に認識させるのと指をほぐす練習
(でも正直効果があるかは不明です)
人によってはLNとかが指の独立性を上げる練習に良かったとか聞きます、自分はやってないですけど
譜面に追いつかないのであればひたすら高速ノックです!
高速は本当に本質だと思います!
辛くてしんどくて辞めたくなるような感じになっても頑張りたい!
今はsatelliteとかもあって練習譜面はいっぱいありそうですけど、それでも
自分に合った高速練習譜面がない!って場合はfreqとか使って無理やり高速譜面生み出したりしてました!
発狂九段~十段くらいの人なら自分は★13のラブジャスにfreq+2とかよくやってました、BPM224くらいだっけ
極力誤魔化さずに追いつこうと粘ります!
>常に皿に手をくっつけた方がいいの?
これは正直わからないです
上手い人で皿に手を完全に乗せたままずっとプレーする人も居たりしますし、
逆に回すとき以外はずっと宙に浮かせてる人も居ます!
自分は宙に浮かせてますが、メリットとしては
・打鍵中に手がブレても皿が反応しないので誤爆が少ない
・皿を回す時に勢いをつけてグイって回せる
・押し皿をした後に戻しやすい
とかなのかな?
色んな人が居るので自分に合ったやり方で良いと思います。
>新しくアカウントを作り直す?
自分はどちらかと言うとモチベ云々より手首での成長が見やすいかなと思って手首垢を作りましたが、
モチベ的な意味でもやっぱり「過去の自分の影がチラつく」のは往々にしてあると思います。
過去の事はキッパリ捨てる気持ちのリセット的な意味も込めて
新しく作るのはアリ寄りのアリだと思います!
>発狂難易度、satelliteのギリギリを攻めるべき?
参考までに自分の練習は
イージーのギリギリを攻める1~2割、
ハードのギリギリを攻める4割、
ハードの安定上げ、BP減らし4割、
ほか(FC狙いとか)0~1割
ですけど、運指矯正中であっても無くても
「その時の自分の」上記をキープでいいかなとは思います!
あとは手首練習に良い譜面を自分でみつけて日課にしちゃうのもアリですね。
(無限に同じ選曲にならないようにいっぱい種類を持っておくと良いです)
....とまあ今回もだらだらと長い記事になってしまいましたが、結局これも
「この通りにやれば絶対うまくなれる!」ってアレではなく、
あくまで「自分は色々考えた結果こういう事やったよ」ってアレなので、
その「自分で色々考える事」が大事なのかなと思います。
10人居れば10人に合った色んな練習法があるわけで、
それは結局本人にしかわかりません
「そんな色々考えてやるより何も考えず楽しい曲やってた方が伸びる!」
って人も勿論居ます、実際アリ。
今回のこの記事はその「自分に合った答え」が見つからない人の
何かのヒントになればいいなあ、なんて思いで書いてみました。
それでもしんどくて楽しくなくて、
上手くなりたい気持ちよりゲームが嫌になる気持ちの方が勝っちゃったら
いっそ逃げちゃいましょう
出来る曲を出来る範囲で楽しむのも長続きの秘訣
▶こんな け゛ーむに まし゛に なっちゃって と゛うするの
なんてね。
だけどマジになるから楽しいんだ。
発狂皆伝までやったこと/発狂皆伝は誰でも取れるのか
たぶん長くなるのでそう言うの読む暇人のためのアレです。
結局ただの自分語りです。
自虐話でもあり自慢話です。
順当に上手くなれる人はこんなの見ないで順当に上手くなりましょう。
それとこれは上達指南の記事ではなく、あくまで自分はこういう思想でこういう練習をして来ましたっていうただの独り言です。
■さいしょに
自分は正直、発狂BMSにおいて才能がないと自分を評価しています。
実際には音ゲーの才能って【ある/ない】の0と1に分断されることはなく、
自分よりももっと才能のない人は居るし、譜面属性によって才能があったりなかったりもするだろうし、そもそも才能ってなんだって話でもあったりする訳ですが....
一応ここでは努力しても他の人と比べて伸びない属性的なイメージで捉えて頂けたら...
総合的に見ると得意な譜面傾向は多かったと思います。
ただ、弐寺もとい発狂BMSにおいて最も重要とされる属性の「物量地力」においては
発狂皆伝たちの中では才能は無かったんじゃないかなと思います。
(って話をしたときに「才能」という言葉を毛嫌いする人が一定数いるけど
そう言う人はセンスが無かったとか苦手だったとかに置き換えて下さい)
ただ何となく出来なくて「才能ないわー、辛いわー」と言いたい訳ではなく、
本気で上手くなりたくて、考えに考え、指を動かし、継続し、色んな人のブログを参考にし、色んな人に直接アドバイスを貰い、試行錯誤を続けて、
それを数年単位の時間をただの一度も長い間を空けず鍵盤を叩き続け、
そこまでやっても皆が普通に叩ける譜面が叩けなかった自分でも発狂皆伝は取れました。
って事実を、今後もしこれを読んだ「どこかのだれか」に届けられたら。
そんな気持ちを込めて、いままで自分がやってきた事、考え方、対策、試行錯誤など書き残したいと思いました。
参考になるかは分かりませんし、自分の通りにやって発狂皆伝が取れるとも言いません。
普段はあんまりこういう事を書かないのだけれども、長い音ゲー人生の1つの区切りとして...みたいなアレです。
それとこういう話題をする時に「音ゲーに才能なんて関係ない、ただの甘え、努力不足」と反論される方がいるので
一応それに対する自分の考えも書きたいと思います。
■beatmania時代
思えば皆伝を取るまでもそんなに早かったわけでもなかったです
当時は小指皿で、運指はおそらく半固定?
(右手4567だけ固定して123は左手でベチャベチャ自由に押す感じ、皿+3の時だけ右親が3に出る)
皿絡みが当然壁となり、皿+3が片手で取れなかったお陰で嘆きのデニム+皿とか割れても拾えなかったし
当然3y3sとかコンフィなんて出来るわけも無く、エルフェリアの中盤でゲージが空っぽになる日々でした
それまではひたすらイージー特攻!ハード特攻!のスタイルでやってたのですが、
B+あたりのハード狙い(えいにゃとか)の頃にぱったりランプの更新が無くなって
ほぼ毎日弐寺やってたのに2ヶ月半以上何のランプ更新も無かった時とかあってかなり辛かったです。
そんな時に【*過去にハードついた曲の再ハードをして安定感を上げる】と
【*全体的にBPを減らす意識】の大事さを教えてもらって、
ランプ収穫にあまり固執しなくなりました。
所謂【下限地力上げ】ですね。基礎を固めましょうってやつ
(*地力には下限地力、上限地力、
更に言うと下限の下限地力、下限の上限地力、上限の下限地力、上限の上限地力があると自分の中で分けて考えてました)
そりゃ新規ランプつけば嬉しいけれど、何の新規ランプにもならない「再ハードする」っていう目標を掲げて頑張った事は
今でも「ランプ更新だけが全てじゃないんだな」っていう考えの基礎を作ってくれた感じがします。
この考えは割りとモチベを長く維持し続ける上で自分の役に立っています。
再ハードできなくてもBPが1減った、なんか難しい配置が思いのほか叩けた、調子の割に指が動いた、も収穫です。
そんなでも一応A全白A+未難1とかまで出来てcopulaの時に皆伝取得
BMSは旧発狂四段くらいだったかな。発狂五段はエンスノが出来なかったしコルプラは皿が絶望的でBP200以上出てたよね
・ここでのまとめ
【*過去にハードついた曲の再ハードをして安定感を上げる】
【*全体的にBPを減らす意識】
■手首に変える
地力Sをちまちまハードしていって、クロペンはハードできた辺りでコンフィはイージーすら全然出来ずに皿の壁に心が折れそうになる
その時に知り合いから「いっそ手首にしたら?」と薦められて、小指の未来の無さもあって手首皿に転向することになりました。
結果として、(あくまでBMSをうまくなる点においては)手首は必須科目レベルだと感じました。
世の中には小指で発狂皆伝上位な人も居ると思いますが、その人たちもどこかで手首にしてたら更に上手くなってたんじゃないかなと思ってるくらいです。
(現に放送などで本人がそうコメントしている事もけっこう見てきました)
弐寺はわかりませんが、少なくとも武器のひとつとして持っておいて損することはあまり無いと思います。
最近は少なくなってると思いますが、ただのプライドで頑なに手首に変えない人は
本当に上手くなりたいんだったらまずその老害みたいな硬い考えを捨てたほうがいいと思います。
練習に使える譜面の幅が違いすぎるし、指を全部の鍵盤に充てれる差はデカすぎます。
【*押せない配置を無くしていく事】と、【*無駄な動きを減らしていく事】がこのゲームの肝だと思っています。
皿が来る度に運指を崩すロスは想像以上に大きかったんだなと、小指と手首両方体験した自分は思いました。
*ちなみにここでの【押せない配置】って言うのはまあ小指にとっての皿絡みは勿論、
鍵盤においてのハズレ配置、苦手配置、縦連などなど全ての要素のことです
まず半固定だった指の形を1048に慣れさせるのが大変でした
☆10とかでゆっくり単ノーツが2鍵に降ってきて、パッと叩くと3鍵を押しちゃうなんて所から...
クロペンハードしてたのに☆11のうらしまたろ子ちゃんでBP160吐き出してなんとかイージーするところからスタート。
今まで頑張って積み上げてきたものが全部消えた気がして、何度も辞めたくなったし
今でもあの頃が一番しんどかったかも。
知人が「手首にするなら絶対に出来るようになるまで戻すな」的なことを言ってくれたお陰と
もしここで辞めたら「音ゲーが上手くなりたい気持ちはその程度で折れるレベルだった」なんて思われるのが嫌で
なんとか半年くらいかけて手首で地力Sと戦えるくらいに戻れました。
元々1048だとか、ベチャでも矯正が上手い人なら1-2ヶ月でなんとかなる人もいると思います。
【追記】-----------------------------------------------------------
この手首の項目はスコア力は考慮していません。
連皿や皿の絡み方でスコアは出にくくなる可能性は高いです。
あくまで発狂皆伝までの拾う力の個人的意見ですね。
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余談ですがBMSでは割と早く手首に慣れて発狂五段、発狂六段を取得できました。なんでだろね?
・ここでのまとめ
【*押せない配置を無くしていく事】
【*無駄な動きを減らしていく事】
■物量がへた
その頃になんとなく気付いてきた点がありました
「なんか同時の濃い16分乱打(=物量譜面)が全然押せない」
違和感の最初は★12ゲンガオから。
★12Happy moonの後半とかも周りと比べても全然出来なかったです。
でもゲンガオなんて皆出来なかったから「まあそんなモンなんだろう」と思ってたし、
Happy moonに関しては「上手くなってもHappy moonがずっと下手な人って居ないから、地力がつけば勝手に解決するよ」と
色んな人から言われて、「ああ、純粋にこういう譜面に対する地力上げが出来てなかったんだな」と思いました。
基本的に鍵盤をいっぱい叩くだけで幸せになれる自分は物量譜面をやるのが滅茶苦茶楽しくて、
出来なくても全然モチベは萎えず、いつか出来るようになったらもっと楽しいだろうな、の一心で
ひたすら★12ゲンガオ、ナイトオブナイツ、AA、エンジェリックレイヤー、★13の乙女や滝行
★15の夏影やパパラッチやREWDやLUNASA(これはちょっと違うか)
背伸びして★16アシエル5.1.1リミといった
16分をひたすら維持する系や同時の濃い16分譜面をメインで回していました。
同時並行で★13コケシネコ、★15ヴェリエルみたいな速い乱打で指の速さを上げる練習もかなり進めました。
地力要素なのに出来ない傾向があるのが嫌だったので、とりあえず苦手だと思った譜面属性は出来るまでやろうと思いました。
ゲンガオは結局あんまり上手くならなかったけど、その辺りの発狂難易度の曲を満遍なく50-100回くらいやってるうちに
なんとかイージーで遊べるくらいにはなってきた気がします
そこで出てきたデカい壁が★18エルザでした。
「とりあえず★18エルザやってるだけで無限に物量はうまくなるよ」と上手い人たちが皆言うので
これはやるしかないぞと1年以上ひたすら「今日のエルザ」を毎回やってました。
100-150回くらいやった頃になんとなく気づいたのが、
なんか出来る人は40回くらいでハードしてるんですよね。
自分は2-3回イージーなんとか出来たくらいで安定なんて遠くて
ハードなんて夢のまた夢レベルでした
結局エルザを200回やっても初イージーした頃からずっと変わらないリザルトが続く中で
★19ブルホワみたいな高速乱打は練習してたお陰で着実に成長していき得意分野に、
そこまで多く地力上げに振っていないガチ押し、同時押し譜面もなぜかハードは着いていき、物量以外は順当にメキメキ上手くなりましたが
★18半分近くハードついても約束やエルザは未難どころかノマゲすらつかずに残ってました。
GOODTEKとかイージーも出来なかったです。未だに終盤の密度が★20乙女と変わらないように感じる...。
★12-17も未難は主に何も発狂の無いただの16分物量ばかり。
★20も入門と聞いてたLewisia、水晶世界などはボコボコにされて
カットアップはハード出来るのにエアゴやOpheliaはBP250くらい出てました
(時期的には確か旧発八~九あたり)
なにか変化を起こさないとと思い、「今日のエルザ」をやめて★20-21の周回ノックを始めたら
なぜかエルザに成長が見られ、この辺りで初ハード出来ました。
「エルザやってればとりあえず上手くなる説」は自分の中では
「なれる人はなれるんだろうな」くらいの信頼度になりました。
自分にはあまり向かなかったみたいです。
結構同じ悩みを抱えてる知り合いにも多いのですが、
【*同じ曲をひたすら回しても上手くなるとは限らない】と感じました。
【*色んな譜面のバリエーションを体験して経験値を稼ぐ】ほうが結果として得られたものは大きかったです。
それでも発狂難易度表で練習に使えそうな物量は限られていて、
結局「今日の織姫リミ」「今日の白魔法」「今日のLewisia」「今日のエアゴ」「今日のOphelia」「今日の乙女」「今日の2-4-11」「今日の水晶世界」
「今日のラブジャス」「今日のイグジス」みたいな固定メンバーが出来ちゃって(もちろん他にもありますが)
発狂十段取るくらいまで結局そいつらをぐるぐるぐるぐる回す事しかできませんでした
どれも回数が100-200回を超え、エアゴが300回超えてもイージーすら落ちる。
やっぱり★12ゲンガオはBP80位出てハード勝率2%くらいだし、エルザは再ハード全然できない。うーむ。
周りは流石にエルザなんてもう敵でもないみたいな感じでBP10とか出してる中で、どの譜面傾向よりも物量譜面を一番頑張ってた俺は「初めてイージーしました」みたいな推移のリザルトばっかり生み出してました
この辺りからいろんな人にアドバイスを聞いてまわる
・ここでのまとめ
【*同じ曲をひたすら回しても上手くなるとは限らない】
【*色んなバリエーションの譜面を体験して経験値を稼ぐ】
■ハイスピ矯正
まず最初に指摘されたのがハイスピでした。
これは実は弐寺時代の過去にも指摘されていて何度か直したんですが、
しっくり来ず目線が分からなくなって1~2ヶ月で戻しちゃってたんですよね。
当時の自分は緑数字260くらいのかなり速いハイスピで、
自分でも「まあ思い当たる節なら結局これだわな」と納得していた節もあり、
少しずつ落としていって大体緑285くらいで極力戻さずにがんばりました(これでも速いけど)
そんなハイスピを1年半くらい続けてみました
結果、全体的にスコア力が上がり、譜面をしっかり見る力、ちゃんと押す力は上がった気がします、
ただ、問題点として一番成長してほしかった物量地力はほぼ全く変わらなかったのです。
そもそも見えない。見えないから押せない。
譜面にモザイクがかかって指をどう動かせばいいかわかんない。
たまにデニム系とか割れ系に近い配置がきてモザイクがちょっと消える。
だいたいそんな感じ。
強いて言うなら出来る物量と出来ない物量が分かって来た。
16分の表拍が濃い同時で、裏拍が単-2個押しといった感じのタイプは押せる。
表拍の濃い同時だけ集中して裏拍の単押しは認識の端で流すイメージで戦えました。
問題は裏拍に3同時以上が来たときでした。
3-3系の物量になった瞬間に終わる。裏の3を認識する余裕が生まれない。
がんばって1同時1同時を見続けても物量に押しつぶされて持たない。
未だにハード勝率の低い★16のアシゴ。4-3,4-2,3-3などの乱打が全体的に来る
しばらく3-3物量の壁と戦う事になる。
【*★12-15の物量のBP減らしをメインにする】
主に課題だったのはゲンガオ、エンジェリックレイヤー、AA、
パパラッチ、夏影、odin等。ここで再びエルザ、約束等も日課に戻ってくる。
とにかく3-3が含まれる物量のBP減らし。
やっぱり右手4-7系が来るとコンボが切れるし譜面にモザイクがかかる。
じゃあもっと難易度を落とそう。
そんな感じの試行錯誤で、押せるところから押せないところに変わるラインを探し、
そのボーダーを上げていく意識をした。
同時並行で【*スコア狙い】を開始、BPとスコアを意識した練習に。
スコアの目標は最初はIRの上位半分で、次に上位3割、
ってやっていくうちにたまに上位1割くらいのスコアが出るようになった。
そんな練習をしていく内に気づいたのが、★19,20になんかデカい壁がある。
物量の密度の差なのか何なのかわかんないけど、★19↓の物量は一部(ゲンガオ、エルザ、アシエル辺り)を除いて
ある程度ハード勝率も上がったのに
★20↑になった途端にイージーすら怪しくなるのだ。
それまで何だかんだフワフワしながらも右肩上がりだった地力が完全に年単位で横ばいに...
人間にはそれぞれどこまで努力してももうこれ以上は上がらないよ!っていう押せる限界があって、
ここが俺の限界、カンストなのかなって思った。
「★20からは難しいから仕方ないよ」とか「俺も物量苦手だわ」って言う人たちが
俺の1/5くらいしか物量やってないのにこの壁を越えていくのが結構辛かったです。
ここまでで既に結構な人に地力を抜かされてきた人生だったんだけど、
この辺りは特に色んな人に抜かされた。
みんな爆速で発狂皆伝を取って辞めていく。
諦めずに継続している事だけがアイデンティティみたいになった
【*継続は力なり】
これはまさにその通りで、まあ辞めなければ、継続さえしていれば
地力が下がることはあんまりない
全く無いわけじゃないけど長期的に見るとやっぱりちょっとずつ上手くなってることが多い
どんなに才能無くてもどんなに目標立てるのが下手でもどんなに楽しくなくても
指に障害があって鍵盤叩けないとかじゃない限り全人類誰でも出来るのが【継続すること】です。
だってLR2立ち上げて鍵盤を指で叩けばいいだけなんだから。
何も毎日ホームランを打てと言ってるわけでもなくて、バットをもってブンって振ってみようって言っているのだ。
元気があるならボールを打ってみよう。ホームランを打てたら喜べばいい。
脳死で叩くのは良くないけど最悪辞めるくらいなら脳死でも叩けばいい。
つまんないとか面倒くさいは二の次で、とにかくLR2を立ち上げて鍵盤叩けばいいだけなんだし。
それでも辞めたくなったら「そこまでしてまで上手くなりたくないわ」程度の考えだったんだろうって感じ。
それは悪いことじゃなくて、仕事のほうが大事だとか、家族との時間のほうが、とか色々あると思う。
どれだけ音ゲーのために犠牲にできるかみたいなラインだと思う。
誰しもがどこかで訪れるラインだと思う。
一般的に考えてこんなのに仕事とか勉学とかリアルを犠牲にして人生かけてるのって頭おかしいしね
色々貰ったアドバイスのなかに「何も考えずに回数重ねてもだめだよ」とも言われることがあった。まあそれは当然そうなんだけど
俺の頭の中も見ずに何をもって「何も考えてない」と思ったのだろうか。
どういう認識をしようとか譜面を区切ってみてみようとか右手だけ見てみようとかスコア狙ってみようとか
こんなでも色々考えながらやってたんだけど、それでも何も考えずにやってただけと評価するなら
じゃあどうすればいいのかの正解例を示してほしかったかも
むずかしいゲームだよね
■困ったらハイスピを戻したり戻さなかったり試す
ハイスピ矯正から1年半くらい経った頃に知り合いに「ちょっとハイスピ戻してみたら?」と言われて
思い切って爆速ハイスピ時代の速さに戻してみたらエアゴ、2-4-11、Ophelia、乙女あたりが軒並みハードつきました。
恐らく速くする事で「次のノーツに認識を引っ張られず、そのノーツだけ見る」事が出来るようになったからかも。
でもこの方法も長くは続かなかったです。
爆速ハイスピに慣れちゃったからだ。
結局慣れちゃったら次のノーツが追えるようになって振り出しにもどる。
もっとハイスピを上げる。動体視力の限界がきてスコアも崩壊して諦めて緑数字を戻しました。
なのでこれは結局一時凌ぎでした。
どうしても行き詰まったら試してみる価値はあるかもくらい
■satellite stella
https://stellabms.xyz/
この状況を打破してくれたのは開始当初から長く継続していた「satellite難易度表の全白維持」と「難しい譜面の再ハード」だった
正確にはこれらを続けた先にあった【*stella難易度のハード特攻】
★20すらハードがままならない状況でst0-1とかまだハード早いだろうなって思う節がどこかにあった
早いだろうなって渋っていると、一生その渋っている難易度で停滞するようで
st0のハード無理そうな譜面も特攻しまくってる内に少しずつ打開していけました。
st1も案外戦えて、st0の未難が画面内に収まるくらいには★20も未難が片手で数えられるようになってたりしました。
2年間ずっと進捗がなかった★20にやっと確かな手ごたえを感じた。
ありがとうstella難易度。
■段位粘着は無駄かも
粘着して回数で倒す人よりも癖がついて終了する人が多いので
段位はここぞって時だけ受けましょう。
■さいごに
最近叩いた総ノーツ数が9900万ノーツになりました。
単発スコアタとか皿曲とかLNとか癖譜面とかにあまり寄り道せず、(たまに調子が悪い日に対策してハードしたりはしたけど)
ひたすら鍵盤地力上げをしてきたと思う。
そこまでやって、ここまで続けて、やっと★20の物量が遊べるようになってきました。
まだ★20水晶世界はハード落ちるし、エアゴやOpheliaの再ハードなんて考えられないレベルだけど
そんな自分でも発狂皆伝には受かりました。
たぶんガチ押しとディレイ系がそこそこ上手かったから。
と言うか物量以外はそんなに大きな苦手ないと思う。強いて言うなら皿と低速とLNだけど段位にはあんまり影響なかった
これはやってなかったから仕方ない。それでも★1-20全曲ハードできる程度には頑張ったけどね。
今回の記事で自分が言う【才能がない】ってのは結局、ひたすら努力を注ぎ込んでも全然伸びない属性って事です。
物量の才能が自分と同じくらい無くて、かつディレイもガチ押しも苦手で伸びない人が居たら
発狂皆伝は本当に厳しい世界なんじゃないかなと思います。
才能がある人じゃないと受からないわけではなくて、
才能がない人は厳しいみたいな。
あるわけでもないわけでもない普通の人は頑張れば行けるんじゃないですかね
【自分の中での結論:誰でも発狂皆伝は取れるのか?】
誰でも努力次第で発狂皆伝になれるって主張する人が一定数いるけど、自分はそうは思わない。
受かった自慢とかじゃないけどさ。
たしかにこんな自分ですら受かったけど、こんな自分より才能が無い人をいっぱい見てきたので。
発狂皆伝は誰でも受かるって言う人は、当然だけど全員発狂皆伝。
発狂皆伝が取れずに折れて死んでいった幾千人が下に居るわけで、
彼らのことを「ただの努力不足」で途中退場したと果たして断言できるのだろうか。
彼らの言う「絶対に発狂皆伝になれる方法」を使って発狂皆伝を取れた人は、そりゃ全員「絶対に発狂皆伝になれる方法」を信じると思う。
じゃあ「絶対に発狂皆伝になれる方法」を使ってもなれない人は、何を以って「なれなかった」と主張できるのでしょうか...?
途中退場を「努力が足りない」で否定されると、その人は発狂皆伝を取ることでしか答えを出せなくなります。
ほぼ悪魔の証明。
生存バイアスがガンガンにかかってそう。
でも。
誰でも発狂皆伝になれるとは思わないけど、こんな自分でもなれました。
こんなクソ長文を読んでいる何かの才能が無い「どこかのだれか」へ。
この厳しい道のりの先に絶対発狂皆伝が待っているなんて断言できないしする気は無いです。
それでもその頑張る人の背中を押せる何かがあったのなら、嬉しいです。
まずは努力と継続から。